2011年度 社団法人 日立青年会議所


次世代未来室方針

 

 

次世代未来室担当副理事長 橋本 成

 本年度、次世代未来室では、未来を担う子どもたちに「魅力溢れるまち日立」を継承していくために、メンバー同士が仲間意識を強く持ち本質を知り積極的に行動してまいります。この愛する郷土“日立”の次世代を担う子どもたちにいま何が必要かを考えると同時に、今後10年、20年という長い期間での事業・運動展開も視野に入れながら、考察、検証し常に行動を続けて行かなければなりません。

 最近の子どもたちが暮らす環境では、インターネットや携帯電話などが格段に普及しまた、それによる良い面と悪い面が明らかになっているのではないかと考えます。いつ、どこからでもあらゆる情報を引き出せる半面、サイトを悪用する事件が多く報道されています。また、最近では個人主義が大いに成り立ち、明らかに間違った行動をしている子どもさえも注意出来ない大人がいるのも事実であります。では、誰が子どもたちを社会生活に順応できるよう導いていくのでしょうか。誰が、精神的にも肉体的にも未成熟な彼らを本来あるべき方向へ導くのでしょうか。

それは、家庭だけでなく、学校の先生たちだけでもない、地域のコミュニティーを構成する私たち大人たちの役目なのではないかと考えます。私たちは、先祖を敬い、他人を尊敬し、物を大事にし、ご飯も残さず食べるといったありふれた中にも日本人として最も重要で本質的な事を伝え続けなければならないのです。では、私たち大人は十分にその事を伝えられているのか、本当に“大人の背中”を見せる事ができているのか十分に考える必要があります。次世代の宝である子どもたちの為に、まず私たち“大人”が変わらなくてはいけないのは“今”であり、その事を強く認識し一致団結して少しでも多くの市民の意識の向上を図れるよう活動してまいります。

 今を生きる私たちは、古くから受け継がれた道徳心を、未来を担う子どもたちに伝えなければならない義務があります。そして、学校任せではなく、地域ぐるみで子どもたちを育んでいく為に、家庭、学校、地域のコミュニティーの間により深い繋がりや関わり合いを持てるような事業、運動展開を行えるよう邁進してまいります。皆様のご指導、ご協力を心よりお願い致します。