2009年度 社団法人 日立青年会議所


地域未来運営方針

 

地域未来担当
副理事長 西澤 直之

 

 今、我が国は世界に例を見ない超高齢化や少子化、世界的な厳しい経済競争の中での深刻な不況など大きな問題に直面し、社会経済の見通しは極めて不透明な状況にあります。日立市も同じ問題に直面しており、高齢化の急速な進展、人口の減少や働く場の減少が深刻な問題となっています。  
 こうした中、私たちJCが行うまちづくりは、すべての人々がものと心の豊かさを感じ、安心で明るく豊かに生活が出来ることを理念としています。これは独りでに得られるものでなく、JCと行政、企業そして市民一人ひとりがそれぞれの役割を担い、支え合い、協働してこそ実現することができます。これまで、どちらかと言えば行政に頼りがちであった地方自治も、地方分権の流れのなかで自主自立の運営が必要となっています。私たちが目指すものは、受け身であったり一方的に頼ったりするのではなく、市民一人ひとりが自主的に支え合い、まちや地域として自立していける姿です。  
 本年、地域未来委員会メンバーと共に、自主自立した市民による「笑顔溢れるまちづくり」の実現を目標に一年間活動して参ります。そのためには、市民一人ひとりが、そして何よりも私たちJAYCEEが、今以上に郷土を愛する心を持ち、郷土にもっと関心を持つことが必要であると感じます。日立市の歴史・伝統・文化は勿論のこと、このまちの現状や抱えている課題、未来への展望など様々なことに興味を持ち、より深く理解することが自主自立した市民による「笑顔溢れるまちづくり」に繋がると考えます。また、事業を行うための事業とならないように、事業後の地域への波及効果を考え事業の計画・立案を行っていきます。  
 現状に満足していては発展はありえません。一人でも多くの人が自らの意思で動き出すことこそが、「笑顔溢れるまちづくり」の原点になると考え、その実現のために諦めることなく、地域の未来を見据え、一年間“一笑懸命”活動して参ります。ご支援ご協力の程よろしくお願いいたします。