2008年度(社)日立青年会議所

2008年度 基本資料

地域創造室運営方針

2008年度(社)日立青年会議所
地域創造室担当副理事長 佐々木 唯行

 戦後60年が経ち、社会は豊かになりました。この背景には、高度経済成長による企業からの十分な物の供給と行政による社会保障基盤の安定がありました。しかし、生活環境が変化した現代、求められる社会の豊かさというものは人によって様々になりました。そんな中、今まで機能していた仕組みが様々な社会問題の前にほころびを見せ始め、今までのような行政や企業を中心とした取り組みだけでは「豊かな社会の実現」の達成が難しくなってきたと言えます。
 そんな時代だからこそ、「豊かな社会の実現」を目指す青年会議所メンバーは現代の問題を的確に捉え、行政や企業と対等な立場で市民の模範となるような社会的活動をしていくことがとても重要になってきているのではないでしょうか。
 地域未来委員会と文化創造委員会で構成される地域創造室では、社会の多様性に対応しながら、今求められていることを的確に判断して「豊かな社会の実現」に取り組んでまいります。

 地域未来委員会とは、その名前の通り、日立の未来のために運動する委員会です。
 未来は人が創るものです。人は地域が育てるものです。しかし、「集団から個人へ」という時代の流れの中、今まで人を育ててきた地域のコミュニティが弱体化し、お互いの考えや価値観が伝わりにくくなっています。このような状況を鑑み、地域未来委員会では、目先のことにとらわれず、地域の未来を支え合う人づくりを行っていきたいと思います。

 文化創造委員会では、「文化」とは、芸術や文化財のみを指すのではなく、衣食住や生活習慣、価値観など人間の生活にかかわる全てのことであり、時間を豊かにするものという考えに基づき、地域文化の価値の再認識を目指していきます。そして、日立の持つ文化を歴史的、地域的な面から検証し、その可能性を検討しながら、日立の魅力を引き出す文化、心の豊かさを育める文化とは何かを考え、人とまちをつなげるような事業を展開していきたいと思います。

 地域創造室では、まず、メンバー同士が「和」を以って行動し、日立の持つ魅力と可能性を共有できる人づくり、まちづくりを行っていきたいと思います。メンバーの皆様、1年間ご支援ご協力のほどよろしくお願いします。


 

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