「地域発信室運営方針」
2006年度 (社)日立青年会議所
地域発信室担当副理事長 五十嵐 雅人
   私たちの郷土(ふるさと)日立、このまちがどうあってほしいと皆さんは願いますか。又、そのイメージするまち(夢)の実現に向け、私たちは今何をすべきだと思いますか。
 戦後、60年が経過した今日、日本は終戦直後からは想像もつかないほどの高度経済成長をとげ、今日の経済大国を築き上げました。私たちの郷土(ふるさと)においても、日立を中心とする7市2町2箇村が常陸工業地帯に指定され、全国有数の工業都市として発展して参りました。社会が物質的に豊かになった反面、犯罪の増加、凶悪化、低年齢化が進み、社会全体が何か本当に大切なものを喪失してしまったように感じます。
 この様な時代だからこそ、私たち青年会議所は創始の理念を今一度見つめ直し、責任と誇りをもって時代に先駆けた運動を行っていく事が必要なのではないでしょうか。
 2006年度、地域発信室では「自らのまちは自らで創る。」という気概をもって1年間取り組んで参ります。
 まちづくり委員会では、地域の特性や特徴を活かしたオンリーワンのまちづくりを目指し、今まで自分たちが育んできたネットワークを活かしながら、私たちだから出来る事、私たちにしか出来ない事を的確に分析し、未来に先駆けた事業を行政や他団体を巻き込んで発信して行きたいと思います。
 青少年委員会では、多発する少年犯罪や自分さえ良ければいいという利己主義的な考えが蔓延している今日、道徳心や人を思いやる心をどこかに喪失してしまったように感じます。古来より先人たちから脈々と受け継がれてきたこの様な心を、次代をになう子供たちと共に学び継承して行きたいと思います。また、子供たちと地域の大人が共に創り作り上げる事業も視野に入れ、取り組んで行きたいと思います。
 両委員会共、誰のために、そして何の目的においてその事業を行なうのかを議論し、その事業が地域やこの町に暮らす人たちにとってプラスになるのか否かを絶えず検証し、夢を大いに語り合いながら郷土(ふるさと)日立の創造に向けて取り組んで参りたいと思います。
「目的意識を持って!未来の郷土のために!」
皆様のあたたかいご支援を宜しくお願いいたします。