「地域未来室運営方針」
2005年度 (社)日立青年会議所
地域未来室担当副理事長 大森 勝

  21世紀が幕を開け明るい未来が訪れると信じていた私達、ところが何も変わらないどころか益々深刻化する「企業倒産」「廃業」そこから生じる「失業率の増加」などの経済不況、「少子高齢化」「医療の負担増」「年金問題」「幼児虐待」「青少年犯罪」など大きな社会問題も抱えています。これからの私達に明るい未来は有るのだろうか?そして私達の住むこの日立の「まち」はどうなってしまうのだろうか?痛切に感じる時代ではないでしょうか。このような混沌とした時代だからこそ私達「JC」「Jaycee」として日立の「まち」について真剣に考え、地域のリーダーとして明るい未来に向けて行動を起こしていくことが重要であり、最大の使命、役割だと考えます。

  次世代育成委員会では様々な現状の教育問題に目を向け、あらゆる角度から検証していきたいと思います。また一人の親として、地域の親として責任感と使命感を持ち地域の子供たちと正面から向き合いお互いの人格を認め、思いやりと人を愛する事により信頼のベクトルを生み出す「ひとづくり」を進めて行くことで「個と公」が共に育む心と力を活性化させていきたいと考えます。

  地域開発委員会では、「JC」は地域のリーダーとして果たす役割を認識しながら行政、市民に発信していき、共に考え、共に地域のアイデンティティを創造して行きたいと考えます。そして事業を通して「JC」「行政」「市民」の3層が共に共感、共有出来るような事業を推進していく事で一体感を創り、私達の住むこの日立の「まち」に活気と潤いをもたらせるような活動を積極的に行っていきたいと思います。

  次世代育成委員会と地域開発委員会の2委員会から成る地域未来室では、「感動」を常に考えて活動をして行きたいと考えます。事業を推進していく中で、まず目的を明確にし、「どんな考えで、何のために事業を行うのか」というコンセプトを確立する事により方向性を出し、「何をしたくて何を伝えたいのか」そして「社会のニーズに合っているか」をしっかりと検証していきます。以上のようなプロセスをしっかりと行っていけば感動を与えられるような事業が必ず出来ると思います。

 感動は、「ひとづくり」「まちづくり」の原動力になると私は考えます。

  最後に(社)日立青年会議所内だけではなく、他団体とのネットワークを生かした幅広い視野を持った活動をして行きたいと考えます。
すべては私達の愛する「まち」日立のために。



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